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元予備校スタッフによる中小企業診断士を目指す人と一緒に 勉強するブログ

予備校や教材を選ぶときに頭の片隅に置いておきたいこと


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受験生がしてはいけない質問

私が予備校にいた頃に、受講を検討している方から、非常に良くある質問がありました。

「この講座(教材)で合格できますか?」

他の数ある中から、この講座に高額の費用を投じる価値はあるのかを確かめたい気持ちは良くわかります。 

誰だって合格をしたいし、ダメだと評される講座は受講したくはないものです。

100%じゃないけど、そういう質問を、する人はあまり合格はできていなかったと思います。

あれこれ色んな教材に手を出し過ぎて自分の勉強方法が定まらないのは問題だけど、少なくとも自分なりの勉強方法は自分で考えて確率できないと、合格はおぼつかないと思います。

 予備校を選ぶとき頭の片隅にでも置いとく話

断言できるのは、開講したばかりの全くの新設講座でもなければ、程度の差はあれ、合格者を出したことのない講座はほぼないと思います。

何とはいいませんが、テキストのみの内容的にも厳しそうだなという教材でも、私が知って範囲でも数人は合格者を出している教材もありました。

ではどんなことに注意して、予備校は選らべば良いのでしょうか?

具体的にはテキストの文字量や指導方法に、予備校のスタンスが現れます。 

だいたい大手の予備校の講座は、どこもテキストの分量が膨大である場合が多いと思います。

その理由は、受講者に 安心をしてもらうためである場合が多いです。 

ただそれが難しいのは、受講者は、テキストに無い分野からの出題に非常に敏感なのです。 

例えば、昨年度の試験でどの予備校のテキストにも無かったのに本試験で出題された分野があるとします。

試験で今まで全く見たり聞いたりしたことがない問題が出題されると、それで話が持ちきりになることもあります。

予備校としては重要度は低いと感じても、安心して利用してもらうために、そこには何らかの対策を立てておかなければならないわけです。

予備校は合格させることが仕事だから、お客様はまだ、合格をしておらず予備用を利用してくれる人だからです。

その分野が今後、出題の可能性が低くても、一応、改訂してページを追加しておくことで、受講者には対応をしていることが非常に分かりやすく伝えられるんです。

なので、予備校で提供されるテキストの量が多いことは、必ずしも良いことばかりではありません。 

テキストの分量が多ければ多いほど、そこから本当に合格に必要なエッセンスを抽出する作業に手間がかかることになります。

独学が難しいのは、まさにここにあるのだと思っています。

本当であれば、時間を買うために予備校にかよっているので、そのような作業を予備校の責任で大胆に行っている予備校は信じても良いんじゃないないかな思ってます。

予備校も生き残りかけているので、最も合格しやすい形で提案をしているはずです。